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【PIITs & GTIコンソーシアム】異文化Project Based Leaningを開催しました!

2017年08月31日

※ウェブスタッフ株式会社及び東日印刷株式会社が事務局を務め、卒業後の進路選択を目的として、インド工科大学(IIT)の3年生を2か月間、日本で就業体験させるプログラムを提供。

テーマ

「東京オリンピック・パラリンピック」
東京オリンピック・パラリンピックで課題となりえる点を調査し、それぞれの専門知識を用いて、いかにそれらの課題を解決するか

目的

・IIT学生と日本在住学生の交流 

・異なる背景を持つ人たちと上手に討議すること

・異なる知識を持ち寄って、建設的な解決策をつくり上げること

概要

この異文化PBLでは〈東京オリンピック〉をテーマに、2020年に東京を訪れるであろうたくさんの外国人のための環境作りについて、4-6名のチーム内で課題設定・解決策検討・まとめ及び発表・相互評価をしました。

また今回は、IITの学生が参加するため使用言語を英語としました。英語が得意な学生をチームに一人以上配置することによって、チーム内で英語が苦手な学生もコミュニケーションを円滑に行えるようにしました。

日時

7月8日(土) 11:00-16:00

場所

芝浦工業大学 豊洲キャンパス3階 グローバルラーニングコモンズ(GLC)

参加者

計43名

 IIT11名、宇都宮大学1名、神田外語大学4名、工学院大学1名、芝浦工業大学5名

 津田塾大学8名、東京電機大学3名、東京都市大学3名、東京理科大学7名(内 男性25名、女性18名)

ファシリテーター

橘 雅彦 教授(芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター)

審査員

中根 正義 氏(毎日新聞社 教育事業本部 大学センター長)

 浅古 正則 氏(スポーツニッポン新聞社 東京本社副代表、「Road to 2020」委員会事務局長)

 Muralidhar Miryala 教授(芝浦工業大学 学長補佐)

オブザーバー

23名

協賛企業

株式会社スペースデザイン    株式会社レアジョブ

内容

ファシリテーターである芝浦工業大学 橘教授によるアイスブレーキングにより、学生同士の距離がぐっと縮まり議論が開始。文化も専門分野も異なるメンバーで、テーマのどこにフォーカスするのか、ブレインストーミングを行いながらすべてのチームが活発にグループワークを行っていました。

グループワーク終盤になるにつれて、学生たちが立って討論したり、討論しやすくするため机を移動したりと、より白熱した様子をうかがうことができました。発表方法に特に指定はありませんでしたが、パワーポイントや模造紙を用いて英語と日本語によりチームごとに工夫の凝らされた発表を行い、質疑応答にも積極的に応じていました。

審査員及び参加学生による相互評価を実施し、観光客向けの様々なネットワークサービスを提案・それらサービス使用のためのWI-FI環境の整備や観光パッケージの作成等の提案をしたチームが最優秀賞に、観光情報等を提供する翻訳機能つきのアプリを提案したチームが優秀賞となりました。

アイスブレーキング

アイスブレーキング②

序盤から活発に行われたブレインストーミング

会場にあったホワイトボードを活用するチームも

グループワーク終盤

グループワーク終盤②

発表の様子

通訳形式で発表する様子

優秀チーム

最優秀チーム

学生たちの反応

日本の参加学生は主に、GTIコンソーシアム加盟機関である大学からの案内を通じて今回のイベントを知り、多くの学生たちが「他大学の学生と交流したい」という理由からこの異文化PBLへ参加をしてくれました。

 異文化PBL全体を通して学生たちは、「普段、大学の中に留まっていたらできない経験がたくさんできたから。」「自分以外の人の意見を初めて伺うことができ、勉強になったから。英語を話す良い機会となったから。皆が一生懸命議論に参加してくださったから。」「決められた時間の中で1つのトピックについて話し合い、かつプレゼンまで仕上げるという充実した内容でした。」「建設的な議論ができたかというと、あまりそう思わないが、多様な意見を持ったメンバーをまとめて一つの結論を出すという体験は非常に面白かった。それぞれのグループの個性も出ていて、楽しい企画だったと思う。」などのコメントが寄せられました。

まとめ

 この度の異文化PBLでは、はじめて使用言語を英語としたため、文化やアイデンティティの違いだけで無く言語の壁があったかと思います。限られた時間にもかかわらず、学生たちはその壁をすんなりと越え、積極的な討論を繰り広げていました。

 GTIコンソーシアムで掲げているグローバルな活動では、言葉の違いや文化の違いが話題になります。異文化PBLではこのように、異文化間のコミュニケーションによりグローバル化における問題解決をする能力を育みます。今後もGTIコンソーシアムでは、このようなイベントを通じてグローバル人材を育成する活動をして参ります。

 ご興味のある方・ご賛同いただけます方は是非、次回イベントへのご協力・ご参加をお願いいたします。お待ちしております!